より自明な場合から考える。逆から考える。


これだとさすがに方針が立たないから、AB=A+Bならば[A,B]=0を示せという問題ということにします。

設定より厳しい条件にして、逆から考えています。行列式は行列の固有値の積なのでdet(A-1)とdet(B-1)は逆数になります。

エルミート行列で[A,B]=0ならばdet( (A-1)(B-1) )=1を得たのを反省してみて、別にエルミート行列でなくてもAB=A+Bならば(A-1)(B-1)=1だからdet( (A-1)(B-1) )=1なんだと気付きます。またdet(A-1)det(B-1)=1からA-1は正則で、B-1はA-1の逆行列だということも分かります。

うん。あまり計算をしないぼくは(A-1)(B-1)=1なんて関係をいきなり見抜けないからこんな感じで考えていけば、答えに辿り着けるかもしれない。うんうん。