テクノロジーの進歩と人間関係の希薄さ

今日、散髪したとき「なんでこの人、こんなにぼくに良くしてくれるのかなぁ?恩人でもなければ友人でもないのに」と思いました。お金というテクノロジーがあるから、関係性が生まれたのですが、それはお金無しのやり取り、あるいは物々交換よりも圧倒的に希薄なものになります。きっと、古代の人たちは、こんなお金みたいなものがあるから人間関係が昔よりずっと希薄になってしまって、こんなの使うのは良くないと言っていたんじゃないかと思いました。

インターネットも同じで、実際に足を運んで出会わなくてもコミュニケーションが取れるようになりました。お金のそれとは別の方向ですが、確かに人間関係は希薄になり、その分、1人の人間が関係を持てる人数も多くなったように思います。

いや、これらを「人間関係」と呼ぶのが正しいのか、正直なところわかりません。でも低コストで相互作用する方法を得ることで、人はより自分の利益を伸ばそうとする行動自体は間違ってないんじゃないでしょうか。と、そんなことを思っていたら髪が切り終わってました。